おはようございます。
忙中閑あり。
小生、かつて紙おむつを担当したことがあった。
現在の所管は厚生労働省であるが、当時はなぜ
か通産省の所管だった。その時、中小企業のメ
ーカーからこんな陳情を受けた。「プロクター
・アンド・ギャンブル(P&G)が大人用紙お
むつに参入するらしい。あんな巨大企業が参入
してきたら我々業界は吹っ飛んでしまう。なん
とか参入をくい止めてもらいたい。」当時のP
&Gの子供用紙おむつの我が国でのシェア95
%(パンパースが席巻していた)。これからの高
齢化時代の到来を控えて介護が大きな社会問題
になりつつあった中で低廉な紙おむつの供給が
必要とされた。国内紙おむつメーカーは古紙パ
ルプを原料としており、古紙リサイクルという
環境対策の面からも国内メーカーへの支援は必
要と考えた。そこで持ち出したのが「中小企業
の事業活動の機会の確保のための大企業者の事
業活動の調整に関する法律(分野調整法)」。こ
の法律、海外の企業からはすこぶる評判が悪い。
今考えると大分乱暴な行政指導だったが、現在
の日本の紙おむつメーカーの隆盛を考えると感
慨深い。もっとも市場に出回っているのは大企
業製品が多い。この当時の国内中小企業はどう
なっているのであろうか。
なお、当時付き合いがあった主婦連からはこん
な意見が寄せられたこともあった。「最近の若い
母親は使い捨ての紙おむつを使う傾向が強い。
資源の無駄使いで問題。」これに対しては介護
問題の深刻化に留意する必要がある。安い大人
用紙おむつはいずれ必要になるというような議
論で理解してもらった記憶がある。
「さまざまなこと思い出す桜かな」
あ~忙しい。忙しい。
@幕張
