Dear all
Good morning.
今朝は寒の戻りで冷え込みましたね。
昨日、東京と横浜でソメイヨシノの開花宣言。
「世の中にたえて桜のなかりせば春の心はのどけ
からまし(在原業平:古今和歌集)」。百人一首に
は在原業平(ありわらのなりひら)の歌はこの歌
ではなくて紅葉を詠んだ次の歌が撰ばれている
(第17番)。
「ちはやぶる神代もきかず竜田川 からくれなゐに
水くくるとは」
ところで、百人一首には桜の歌が6首(咲く桜・散
る桜各3首)あるが、実は紅葉を詠んだ歌も6首あ
る。しかもそのうちの3首は「山に映える紅葉」を、
残りの3首は「川に散る紅葉」を詠んだ歌なのだ。
おっと、百人一首となるとつい薀蓄(うんちく)を
語ってしまうのは悪いくせだ。
「さまざまの こと思ひ出す 桜かな(芭蕉)」
この芭蕉の句をどこで切ったらいいか迷うところ。
句またがりといって、音律の切れ目と意味上の切れ
目が合わないものもある。この句も句またがりの作
品。読むときは「さまざまの事、思い出す、桜かな」
で、「さまざまの」と「事」の間にも微妙な間を入れる
といいのかもしれない。
この週末は絶好の花見日和となりそうである。
@旧江戸幕府天領北町奉行所配下幕張